WINACTOR / RPA GUIDE

2026年9月時点の情報をもとに解説

WinActorとは?
特徴・機能・料金・ライセンス・注意点を解説

WinActor(ウィンアクター)は、Windows上で行うPC操作を自動化する国産RPAツールです。ExcelやWebブラウザ、業務システムなどの操作を「シナリオ」として作成し、人が繰り返しているPC作業を自動実行できます。

WinActorを導入するときは、「何を自動化できるか」だけでなく、シナリオの作成・修正方法、実行・管理の仕組み、ライセンスと料金、導入後の運用まで確認することが重要です。

このページでは、WinActorの特徴や機能、できること、料金・ライセンス、AI連携、管理方法、メリット、導入前に確認したい注意点まで、WinActorを検討するときに知っておきたい情報をまとめて解説します。

01 / OVERVIEW

WinActorとは?

WinActorは、NTT研究所で開発された技術をベースに、NTTアドバンステクノロジが製品化したRPAツールです。Windows PC上で人が行っている操作を「シナリオ」として作成し、Excelへの入力や集計、ブラウザでの検索・登録、業務システムへの入力などの定型作業を自動化します。

NTTアドバンステクノロジは、プログラミングスキルがない業務部門の担当者でも利用しやすい操作性を特徴としており、2026年6月末時点で導入社数8,800社を突破したと発表しています。

02 / CAPABILITIES

WinActorでできること

WinActorが自動化するのは、単一アプリの操作だけではありません。複数のアプリやファイルをまたいだ一連のPC作業をシナリオとして組み立てることができます。特に、手順が決まっていて繰り返し発生する業務はRPAと相性があります。

WinActorでExcel・Web・WindowsアプリなどのPC業務を自動化するイメージ
WinActorでは、Excel・Web・Windowsアプリ・ファイル・データなどを組み合わせたPC業務を自動化できます。

03 / FEATURES

WinActorの主な特徴

WinActorは、PC操作を自動化する基本的なRPA機能に加え、シナリオ作成支援、複数端末の管理、生成AIとの連携などへ機能を広げています。2026年9月にはWinActor Ver.7.7.0が販売開始され、操作方法やエラー対応を生成AIへ質問できる「AIヘルプ」なども追加されました。

04 / SCENARIO

WinActorのシナリオはどう作る?

WinActorでは、自動化したい業務の流れを「シナリオ」として作成します。自動記録などで土台を作り、必要に応じて条件分岐、値取得、繰り返し、例外処理などを追加していきます。

シナリオは「作れるか」だけでなく、業務変更やシステム変更が起きたときに「誰が直すか」まで決めておくことが重要です。

05 / LICENSE

WinActorのライセンス

WinActorには、利用端末や運用方法に合わせた複数のライセンス区分があります。2026年9月時点では、ノードロック、フローティング、AI連携の各区分が案内されています。

ライセンス 概要 利用イメージ
ノードロック 利用する端末単位でライセンスを持つ構成。 特定PCで利用する、小規模から始める。
フローティング 複数端末でライセンスを運用する構成。詳細な管理方式・必要製品は構成により確認が必要。 複数端末・複数利用者で運用したい。
AI連携 生成AIとの連携機能を活用するためのライセンス区分。 AIを組み合わせた自動化を進めたい。

FUNCTION TYPE

フル機能版と実行版の違い

種別 シナリオ作成・編集 シナリオ実行
フル機能版 ○ ○
実行版 ― ○
管理実行版 フローティングライセンスで案内されている区分。 詳細条件は販売元へ確認してください。

06 / PRICE

WinActorの料金・価格

WinActorは年間ライセンスで案内されています。ライセンスの種類や、シナリオを作成する端末と実行だけを行う端末の構成によって費用が変わります。

ライセンス 種別 2026年9月時点の価格(税込)
ノードロック フル機能版 1,098,680円 / 年
ノードロック 実行版 300,080円 / 年
フローティング フル機能版 オープン価格
フローティング 実行版 オープン価格
フローティング 管理実行版 オープン価格
AI連携 フル機能版 2,197,800円 / 年
AI連携 実行版 600,600円 / 年
RPAはライセンス料金だけで比較せず、シナリオ作成、管理、教育、保守、サポート、システム変更時の修正まで含めた総コストで確認することが重要です。

※価格は2026年9月時点の公表情報を基準にしています。最新価格・契約条件はWinActor公式サイトまたは販売店でご確認ください。

07 / MANAGEMENT

WinActorの自動実行・スケジュール管理

RPAの利用範囲が広がると、「ロボットを作れるか」だけでなく、「いつ実行するか」「どの端末で動いているか」「エラーになっていないか」を管理する仕組みが重要になります。

多数のWinActorを一元管理・統制する運用ツールとして、WinDirectorが提供されています。実行スケジュール、多重実行、即時実行、実行結果・ステータス確認、ユーザー・シナリオ管理などを行えます。

WinDirectorで複数のWinActorをスケジュール・シナリオ・状態確認まで一元管理する構成
WinDirectorは、複数のWinActorを一元管理し、スケジュール・シナリオ・状態・権限などを管理するための製品です。

08 / AI

WinActorのAI・生成AI連携

現在のWinActorは、従来の定型的なPC操作だけでなく、生成AIを組み合わせた自動化にも機能を広げています。生成AIとの対話によるシナリオ雛形作成、画像分析、AIヘルプなどが案内されています。

09 / BENEFITS

WinActorを導入するメリット

WinActorを検討するときは、単に「機能が多いか」ではなく、自社の業務環境や運用体制に合うかを確認することが重要です。

10 / CHECK POINTS

WinActor導入前に確認したい注意点

WinActorに限らず、RPAは導入するだけで業務が自動化されるわけではありません。「何を自動化するか」「誰が作るか」「誰が直すか」「止まったときにどうするか」まで決めておくことが、継続運用には重要です。

11 / FIT

WinActorが比較候補になりやすい企業・業務

どのRPAが適しているかは企業規模だけでは決まりません。現在の業務環境、対象アプリ、シナリオを作る担当者、運用方法などによって変わります。

12 / RPA SELECTION

WinActorを含めRPAツールを比較するときのポイント

RPAは、機能一覧やライセンス料金だけで選ぶと、導入後に「作れない」「管理できない」「修正できない」といった問題につながることがあります。実際に利用する業務を前提として比較することが重要です。

比較ポイント 確認すること
自動化範囲 Web、Excel、Windowsアプリなど、自社業務に対応できるか。
作成方法 ロボット・シナリオを現場で作成・修正できるか。
実行・管理 スケジュール、ログ、ロボット管理をどのように行うか。
ライセンス 作成・実行・管理に何のライセンスや製品が必要か。
AI・OCR 生成AI、画像、帳票処理などへ広げられるか。
教育・サポート 担当者が習得し、困ったときに相談できるか。
総コスト ライセンスだけでなく管理・教育・保守・修正まで含めて比較する。
WinActorなどのRPAツールを比較するときに確認したい7つのポイント
RPAは機能や価格だけでなく、自動化範囲・作成・管理・ライセンス・AI・教育・総コストまで比較することが重要です。

RPAツールそのものの選び方を詳しく知りたい方へ:
RPAツールの選び方|機能・操作性・運用・サポートで比較

13 / ANOTHER OPTION

JobAutoもRPAの比較候補の一つ

WinActor以外のRPAも含めて検討する場合は、「実際に自社で行っている業務をどこまで自動化できるか」を同じ条件で確認すると比較しやすくなります。

JobAutoは、Excel、Webブラウザ、WindowsアプリなどのPC操作を自動化する国産RPAです。ロボット作成、スケジュール実行、管理機能に加え、生成AIやOCRを組み合わせた処理にも対応しています。

JobAutoは初期費用0円、月額費用(税抜)40,000円〜。価格だけでなく、実際の業務で作りやすさ・動かしやすさ・管理しやすさを比較してください。

14 / FAQ

WinActorについてよくある質問

+  WinActorとは何ですか?
WinActorは、Windows PC上で行う操作をシナリオとして作成し、定型的なPC業務を自動化する国産RPAツールです。NTT研究所で開発された技術をベースに、NTTアドバンステクノロジが製品化しました。
+  WinActorではどのような業務を自動化できますか?
Excel、Webブラウザ、Windowsアプリ、ファイル処理など、PC上で繰り返している操作を自動化できます。実際に自動化できる範囲は、対象システムや業務手順によって異なります。
+  WinActorはプログラミング知識がなくても利用できますか?
WinActorは、プログラミングを前提とせずシナリオを作成できることを特徴としています。一方、高度な条件や複雑な例外処理では、より深い製品知識や設計が必要になる場合があります。
+  WinActorの料金はいくらですか?
2026年9月時点のノードロック年間ライセンスは、フル機能版1,098,680円(税込)、実行版300,080円(税込)です。フローティングはオープン価格、AI連携ライセンスはフル機能版2,197,800円(税込)、実行版600,600円(税込)と公表されています。
+  フル機能版と実行版は何が違いますか?
フル機能版はシナリオの作成・編集と実行に利用します。実行版は、作成済みシナリオを実行する用途のライセンスです。
+  WinActorはスケジュール実行できますか?
複数のWinActorを集中管理する場合は、WinDirectorなどの管理製品を利用することで、ジョブの実行スケジュール、多重実行、即時実行、実行結果・ステータス確認などを管理できます。
+  WinDirectorとは何ですか?
WinDirectorは、多数のWinActorを一元管理・統制するための運用ツールです。ジョブ管理、ユーザー・権限管理、シナリオ管理、端末管理などに利用できます。
+  WinActorは生成AIと連携できますか?
はい。現在は、生成AIとの対話によるシナリオ雛形作成、画像分析、AIヘルプなどが案内されています。利用できる機能や条件はライセンス・契約内容によって異なります。

SUMMARY

まとめ|WinActorの特徴を理解して自社に合うRPAか確認しよう

WinActorは、Windows上で行うさまざまなPC操作を自動化できる国産RPAです。PC単位での利用に加え、フローティングライセンスやWinDirectorを使った管理、生成AIとの連携など、利用範囲を広げる選択肢も用意されています。

RPA導入では製品の機能だけを見るのではなく、実際に自動化したい業務、シナリオの作成・修正方法、実行管理、ライセンス、料金、教育、サポートまで確認することが重要です。

WinActorを含め複数のRPAを検討している場合は、同じ業務を実際に自動化し、「作れるか」「安定して動くか」「自社で運用・修正できるか」まで比較すると判断しやすくなります。

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