RPA STABLE OPERATION

RPAが止まる原因とは?
エラー対策と安定稼働させる方法を解説

RPAを導入して業務を自動化したものの、「途中で止まる」「エラーが多い」「結局、人が確認しないと運用できない」という状態になってしまうことがあります。

RPAが止まる原因は一つではありません。操作対象をうまく認識できない、想定外の画面やメッセージが表示される、処理の完了を待ちきれない、対象システムやネットワークの状態が変わるなど、さまざまな要因が考えられます。

RPAを安定稼働させるには、エラーが起きるたびにその場で修正するだけではなく、操作対象の指定方法、待機処理、例外処理、テスト方法、エラー発生時の確認方法まで含めて設計することが重要です。

このページでは、RPAが止まる主な原因と対策、エラーを減らして安定稼働させるための設計・テストのポイントを解説します。

WHY STABILITY MATTERS

RPAが止まると「自動化したはずなのに人が付き添う」状態になる

RPAは、決められたPC操作を自動で実行することで、人が作業へ付き添う時間を減らすための仕組みです。しかし、実行の途中で頻繁に止まると、そのたびに担当者が状況を確認しなければなりません。

「自動で開始すること」と「最後まで安定して処理できること」は別の問題です。RPAを実際の業務へ定着させるには、止まりにくくすることと、止まったときに原因を確認しやすくすることの両方が重要です。

安定稼働とは「絶対に止まらないこと」ではなく、「止まりにくく、止まっても復旧しやすい状態」をつくること。

7 COMMON CAUSES

RPAが止まる主な7つの原因

RPAがエラーになる原因は、ロボットそのものだけとは限りません。画面、データ、ネットワーク、対象システム、実行環境など複数の要因があります。まずは、どこで止まっているのかを原因別に整理することが安定稼働への第一歩です。

CAUSE & COUNTERMEASURE

RPAが止まる原因と対策を整理する

原因 起きること 主な対策
操作対象を認識できない ボタンや入力欄を見つけられない。 操作対象の指定方法を見直す。
想定外の画面 ポップアップや確認画面で手順が止まる。 例外処理を追加する。
処理待ち不足 表示前に次の操作を実行してしまう。 完了確認・待機処理を入れる。
ネットワーク・システム障害 接続できない、応答がない。 再試行・エラー終了などを設計する。
セッション切れ ログイン画面へ戻る。 再ログイン処理などを検討する。
想定外データ 通常の処理ルートから外れる。 入力チェック・例外処理を入れる。
実行環境の変化 以前の設定で正常に動かなくなる。 環境差を考慮してテストする。
「RPAが止まった」という現象だけを見るのではなく、「なぜその処理を続けられなかったのか」まで分解する。

TARGET RECOGNITION

RPAが止まりにくくなるよう操作対象の指定方法を見直す

RPAでは、クリックするボタンや入力するテキストボックスなど、操作する対象を指定する必要があります。この指定方法が安定していないと、同じ画面を操作しているつもりでも、ロボットが対象を見つけられず停止する原因になります。

現行記事では、画像で操作対象を指定した場合に、画像の大きさや色味などの違いによって指定画像が見つからなくなるケースを紹介しています。リニューアル後は、画像認識だけを否定するのではなく、対象アプリや画面に合った指定方法を選ぶという考え方へ広げます。

指定方法 特徴 注意点
画像認識 画面の見た目を使って対象を探す。 表示倍率、色、サイズ、レイアウトなどの影響を受ける場合がある。
HTML要素 Webページ内部の要素情報を利用する。 ページ構造や属性が変わると影響を受ける場合がある。
UI要素 Windowsアプリなどの画面要素を利用する。 アプリ側の実装や画面構造に依存する。
座標指定 画面上の位置を使って操作する。 ウィンドウ位置や解像度の影響を受けやすい。
RPAの操作対象指定方法を見直して安定稼働させる考え方
画像・座標・HTML要素・UI要素など、対象アプリに応じて操作対象の指定方法を使い分ける考え方
対象アプリに合わせて「見つけ方」を選ぶ。

WAIT FOR COMPLETION

RPAを安定稼働させるには待機処理が重要

RPAの処理では、クリックした直後に次の画面が表示されるとは限りません。Webページの表示、検索処理、データ出力、ファイルダウンロードなどには時間がかかる場合があります。処理が完了していない状態で次の操作を実行すると、必要なボタンやデータがまだ存在せず、エラーになる原因になります。

「何秒待つか」ではなく、「何が起きたら次へ進むか」を考える。

EXCEPTION HANDLING

想定外のケースを考えた例外処理を入れる

業務担当者が普段行っている操作をそのままRPAへ設定しても、実際の運用では想定外の状態が発生することがあります。現行記事でも、通常は出ない確認メッセージが表示されることで手順が進まなくなり、何度も実行することで初めて手順漏れが見つかるケースを説明しています。

TEST FOR STABILITY

RPAを安定稼働させるためのテスト方法

ロボットを一度実行して成功しただけでは、安定して動くとは判断できません。現行記事でも、手順漏れはイレギュラーなケースで見つかることが多く、そのため何度も繰り返し実行して検証する必要があると説明しています。

安定稼働を目指すなら、通常時だけでなく、実際の運用で発生し得る条件まで含めてテストします。

RPAを安定稼働させるためのテストと修正の流れ
正常ケース、例外ケース、繰り返し実行、本番に近い環境で検証し、問題を修正して再テストする流れ
一度動いたから完成ではない。運用条件で繰り返し確かめる。

FIND THE ERROR

RPAが止まったときに原因を特定しやすくする

RPAを安定稼働させるには、止まる回数を減らすだけでなく、止まった場合に「どこで、なぜ止まったのか」を確認しやすくすることも重要です。エラー箇所を特定できれば、原因調査、修正、再テストへつなげやすくなります。

RPAが止まったときに原因を確認して復旧する流れ
RPAのエラー発生から、停止箇所確認、ログ・状態確認、原因特定、修正、再実行、安定化までの流れ
エラーを減らすだけでなく、復旧までを設計する。

STABILITY CHECKLIST

RPAを安定稼働させる7つのチェックポイント

ロボットを本番運用へ移す前に、次の項目を確認しておくと、止まりやすいポイントを整理しやすくなります。

チェック項目 確認内容
操作対象 ボタンや入力欄を安定して認識できるか。
待機 表示・処理完了を確認してから次へ進んでいるか。
想定外画面 ポップアップや確認メッセージを考慮しているか。
データ 0件、空欄、形式違いなどを考慮しているか。
テスト 本番に近い条件で繰り返し実行したか。
原因確認 エラー箇所と内容を確認できるか。
復旧 エラー後の再実行方法を決めているか。
安定稼働は、一つの機能ではなく「設計・テスト・確認・復旧」の積み重ねでつくる。

STABLE OPERATION WITH JOBAUTO

JobAutoでRPAの安定稼働を支える

RPAを業務で継続して利用するには、ロボットを作成できるだけではなく、操作対象を適切に指定し、修正内容をテストし、エラー発生時の状態を確認できることが重要です。

JobAutoは、Excel・Web・WindowsアプリなどのPC業務を自動化できる国産RPAツールです。ロボデザインでは、1アクションずつ確認するステップ実行や、選択したアクションから最後まで実行する全実行を利用できます。また、エラー発生時の対応やログ出力を設定できます。

FAQ

RPAが止まる・安定稼働に関するよくある質問

RPAが途中で止まる原因、画像認識、テスト、エラー時の再実行など、安定稼働を考える際によくある疑問をまとめました。

RPAが途中で止まる主な原因は何ですか?
操作対象を認識できない、想定外の画面が表示される、処理待ちが不足している、ログイン状態やセッションが変わる、データやネットワークの状態が想定と異なるなど、複数の原因が考えられます。
RPAでエラーが多いのはなぜですか?
正常時の手順だけでロボットを作成し、処理遅延、ポップアップ、例外データ、実行環境の変化などを十分に考慮していないと、実運用でエラーが発生しやすくなります。
画像認識を使うとRPAは不安定になりますか?
必ず不安定になるわけではありません。ただし、表示倍率、色、サイズ、レイアウトなど見た目の変化の影響を受ける場合があります。対象に応じてHTML要素やUI要素など他の指定方法も検討します。
RPAを安定稼働させるには何を見直せばよいですか?
操作対象の指定方法、待機処理、例外処理、テスト方法、エラー時の確認方法、再実行方法を順番に見直すと原因を整理しやすくなります。
RPAが画面を認識できない場合はどうすればよいですか?
まず操作対象の指定方法を確認します。画像、HTML要素、UI要素、座標など、対象アプリに適した方法を利用できないか検討します。
RPAのテストはどこまで行えばよいですか?
正常ケースだけでなく、例外データ、確認画面、処理遅延なども含め、本番に近い条件で複数回実行することが重要です。
RPAが止まったときは最初から再実行する必要がありますか?
必ずしも最初からとは限りません。途中から再実行する場合は、すでに処理済みのデータを二重登録しないかなど、処理状態を確認してから再開する必要があります。
RPAのエラーを完全になくすことはできますか?
外部システムやネットワークの問題などもあるため、すべてのエラーを完全になくせるとは限りません。止まりにくく設計すると同時に、止まった場合に原因を把握し、復旧しやすくすることが重要です。

SUMMARY

まとめ|RPAの安定稼働は「止まりにくくする+復旧しやすくする」

RPAが途中で止まる場合は、その都度ロボットを修正するだけではなく、なぜ止まったのかを原因ごとに整理することが重要です。

操作対象の認識、処理待ち、想定外の画面、データ、例外処理、実行環境などを見直し、実際の運用条件で十分にテストすることで、エラーを減らしやすくなります。

また、外部システムやネットワークの問題など、完全には防げないエラーもあります。そのため、RPAの安定稼働では、止まりにくいロボットを作ることと、止まったときに原因を確認して復旧できることの両方が重要です。

BUILD STABLE AUTOMATION

RPAは「動いた」で終わりではない。
業務で安定して動き続けることが重要。

RPAを実際の業務で活用するには、ロボットを作成するだけではなく、エラーが起きにくい設計、十分なテスト、原因を確認しやすい運用まで考える必要があります。JobAutoは30日間無料で、ロボット作成機能や管理機能など、すべての機能を試すことができます。

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