RPA PROCESS FLOW DESIGN

RPAの処理フローとは?
見やすく作成・修正しやすいシナリオ設計を解説

RPAでロボットを作成するときは、実行する操作を処理フローとして組み立てていきます。

処理が少ないうちはシンプルでも、アクションが増え、分岐や繰り返しが加わると、「どこで何をしているのか分からない」「後から処理を追加しにくい」「修正する場所を探すのに時間がかかる」といった問題が起こりやすくなります。

そのため、RPAの処理フローでは、単にロボットが動けばよいのではなく、作成中も、完成後も、内容を把握しやすい構造にしておくことが重要です。

このページでは、縦書き・横書きの処理フローの違いをはじめ、分岐・繰り返し・グループ化など、見やすく、作成しやすく、後から修正しやすいRPAのシナリオ設計について解説します。

WHAT IS RPA PROCESS FLOW

RPAの処理フローとは?

RPAでは、Webサイトを開く、システムへログインする、データを取得する、Excelへ入力する、条件によって処理を分けるといった操作を組み合わせてロボットを作成します。

こうした処理の順番やつながりを視覚的に表したものが「処理フロー」です。単純なロボットであれば処理を順番に並べるだけでも内容を把握できますが、業務が複雑になるにつれて、分岐、繰り返し、例外処理などが加わります。

そのため、処理フローは「ロボットを作るための画面」だけではなく、ロボットの設計内容を理解し、修正し、引き継ぐための情報として考えることが重要です。

良いRPA処理フローは、「作りやすい・読みやすい・直しやすい」の3つを満たす。

5 POINTS FOR CLEAR FLOW

見やすいRPA処理フローの5つのポイント

見やすいRPA処理フローの設計ポイント
処理を役割ごとに整理し、分岐・繰り返し・グループ化で構造を把握しやすくする

VERTICAL VS HORIZONTAL

RPAの処理フローは縦書き・横書きでどう違う?

RPA製品によって、処理フローの見せ方は異なります。上から下へ処理を並べる縦方向中心のフローもあれば、横方向やブランチを利用して処理を展開するものもあります。

縦方向のフローは、一般的なフローチャートのように上から下へ順番を追いやすいことが特徴です。一方で、処理が増えたり分岐が加わったりした場合には、方向だけではなく、処理をまとまりごとに整理できるかが重要になります。

比較 縦方向中心 横方向・ブランチ型
最初の理解 上から下へ順番を追いやすい 構造に慣れるとまとまりを追いやすい
単純な処理 シンプルに表現しやすい シンプルに表現しやすい
長い処理 縦長になりやすい まとまりへ分けて整理しやすい
分岐 構造によっては線を追いにくくなる ブランチ単位で整理しやすい
繰り返し 範囲を明確にする工夫が必要 処理のまとまりとして整理しやすい
追加・変更 長大化すると対象箇所を探しにくくなる 構造化できれば変更箇所を探しやすい
「縦だから良い」「横だから良い」ではなく、複雑になったときにも構造を理解できることが重要です。

※実際の処理フローの見え方、分岐・グループ化の方法はRPA製品によって異なります。

WHY FLOWS BECOME COMPLEX

RPAの処理フローが複雑になる4つの原因

DESIGNING BRANCHES

RPAの分岐処理を見やすく設計する方法

業務では、「条件を満たした場合だけ処理する」「エラーなら別の処理へ進む」といった分岐が必要になります。分岐そのものは便利ですが、数が増えるほどフローのつながりを把握しにくくなります。

分岐は「線を追わせる」のではなく、「構造を見れば分かる」状態を目指します。

DESIGNING LOOPS

RPAの繰り返し処理を見やすく設計する方法

Excelの行を1件ずつ処理する、一覧データを順番に登録するなど、RPAでは繰り返し処理を多く利用します。繰り返しの中へアクションを追加し続けると処理範囲が分かりにくくなるため、構造を整理する必要があります。

DESIGN FOR MAINTENANCE

後から修正しやすいRPAのシナリオ設計

RPAロボットは、一度作れば永久に変更しないものではありません。対象システムの画面変更、業務手順の変更、新しい条件の追加などに合わせて修正することがあります。

そのため、作成時点から「後でどこを修正すればよいか分かる構造」にしておくことが重要です。

作りっぱなしのRPAと修正しやすいRPA処理フローの比較
作成時だけでなく、変更・保守・引き継ぎまで考えて処理フローを設計する

FLOW COMPARISON

縦書き・横書きのRPA処理フローを総合比較

観点 縦方向中心 横方向・ブランチ型
順番を追う 上から下へ直線的に追いやすい ブロックや分岐単位で追いやすい
処理が少ない シンプルに把握しやすい シンプルに把握しやすい
処理が多い 縦長になりやすい 構造化できれば整理しやすい
分岐が多い 線や階層を追う工夫が必要 ブランチ単位で整理しやすい
繰り返しが多い 対象範囲を分かりやすくする工夫が必要 まとまりとして把握しやすい構造にできる
グループ化 製品の機能による 製品の機能による
後からの追加・変更 長大化すると対象箇所を探しにくくなる ブロック化できれば変更箇所を探しやすい
全体像の把握 処理量が増えると難しくなることがある 構造化できれば全体像を把握しやすい
RPAツールを選ぶときは、処理フローの向きだけでなく、処理を分割・整理・グループ化できるかまで確認することが重要です。

PROCESS FLOW WITH JOBAUTO

JobAutoでは処理フローをどう見やすくしている?

JobAutoのアクションフローでは、複雑になった処理を整理するために、ブランチ、条件分岐、グループ化などを利用できます。繰り返しアクションでは、対象となるフローの範囲を視覚的に確認することもできます。

JobAutoで分岐・繰り返し・グループ化したRPA処理フロー
JobAutoでブランチ・条件分岐・繰り返し・グループ化を使い、複雑な処理を整理するイメージ

AVOID THESE DESIGNS

RPAの処理フローを設計するときに避けたいこと

「動くロボット」と「長く運用しやすいロボット」は同じではありません。

FAQ

RPAの処理フローに関するよくある質問

処理フロー、シナリオ設計、分岐、繰り返し、JobAutoのブランチについてよくある疑問をまとめました。

RPAの処理フローとは何ですか?
RPAロボットが実行する操作の順番や、条件分岐、繰り返しなどのつながりを視覚的に表したものです。処理フローを整理しておくと、ロボットの作成だけでなく、後からの修正や引き継ぎもしやすくなります。
RPAの処理フローは縦書きと横書きのどちらがよいですか?
一概にどちらがよいとは言えません。単純な処理では順番を追いやすいことが重要ですが、分岐や繰り返しが増える場合は、処理をまとまりごとに分け、全体構造を把握できるかどうかが重要です。
RPAのシナリオと処理フローは違いますか?
一般にシナリオはロボットが実行する処理全体を指し、処理フローはその順番や構造を視覚的に表したものとして使われます。ただし、RPA製品によって用語の使い方は異なります。
RPAの分岐処理とは何ですか?
条件によって後続の処理を変える仕組みです。例えば、対象データがある場合は登録処理へ進み、ない場合は終了するといった流れを作れます。
RPAの繰り返し処理とは何ですか?
同じ一連の操作を複数の対象に対して繰り返す処理です。Excelの行を1件ずつ処理する、一覧データを順番に登録するといった業務で利用されます。
複雑になったRPAの処理フローを見やすくするには?
処理を役割ごとに分け、分岐条件と繰り返し範囲を明確にし、大きな処理はグループ化すると整理しやすくなります。処理名も内容が分かる名前にしておくと、後から確認しやすくなります。
後から修正しやすいRPAロボットを作るには?
処理を意味のある単位に分け、目的が分かる名前を付け、変更箇所を探しやすい構造にしておくことが重要です。作成者以外でも理解できる構造にしておくと、保守や引き継ぎの負担も減らせます。
JobAutoのブランチと条件分岐は同じですか?
同じではありません。JobAutoの公式マニュアルでは、ブランチは必ず通るフロー、条件分岐は判定結果によって通らないこともあるフローとして区別されています。

SUMMARY

まとめ|RPAの処理フローは「作った後」まで考えて設計する

RPAの処理フローは、ロボットを作成するためだけのものではありません。

分岐や繰り返しが増えても内容を把握でき、後から処理を追加・変更でき、他の担当者でも理解できる構造にしておくことが重要です。

縦書き・横書きという表示方向だけでなく、処理のまとまり、分岐、繰り返し、グループ化などを使って、複雑になっても読みやすいフローにすることが、長く運用しやすいRPAロボットにつながります。

BUILD CLEARER AUTOMATION

複雑な業務も、
分かりやすい処理フローで自動化する。

RPAは、ロボットを作れることだけでなく、作成後も内容を理解し、業務変更に合わせて修正できることが重要です。JobAutoでは30日間、ロボット作成機能や管理機能など、すべての機能を無料で試せます。実際の業務を処理フローとして組み立てながら、作成・修正のしやすさを確認してみてください。

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