生成AIでRPAロボット作成を支援する方法|JobAuto

RPAロボットの作成で「どのアクションを使うか」「どの順番で配置するか」に迷ったとき、JobAutoの生成AIを使った「AIに聞いてみる(ロボット作成支援ツール)」でアクション構成の提案を受ける方法を解説します。質問から回答確認、アクションフローへの追加、個別設定までを操作画像9枚で紹介します。

機能紹介一覧 / メール添付ファイルをサーバーに保存する方法

生成AIでRPAロボット作成を支援する「AIに聞いてみる」とは

ロボットを作成するとき、個々の操作はわかっていても、どのJobAutoアクションを選び、どの順番に組み合わせればよいか迷う場合があります。JobAutoの「AIに聞いてみる(ロボット作成支援ツール)」は、自動化したい作業内容を文章で伝えると、生成AIがアクション構成を提案する機能です。

この機能は、JobAutoバージョン0.10.10から利用できるようになりました。現在の公式マニュアルでは主に「AIに聞いてみる」という名称で案内されています。

AIがロボットを自動で完成させる機能ではありません。提案したアクションをフローに追加した後は、ファイルパスや操作対象などの設定、処理順序の確認、テスト実行が必要です。

基本的な利用手順

  1. アクションフローから「AIに聞いてみる」を起動する。
  2. 作成したいロボットの処理内容を文章で質問する。
  3. AIが提案したアクション構成と実行順序を確認する。
  4. 内容が適切なら「アクション追加」でアクションフローへ配置する。
  5. 追加された各アクションの詳細設定やフローを修正し、テスト実行する。

使い方の詳細はJobAuto公式マニュアル「AIに聞いてみる」でも確認できます。

ステップ1:ロボット作成支援ツールを起動する

アクションフロー上から「AIに聞いてみる」を選択する

JobAutoのロボデザインでロボットを開き、アクションフロー上で右クリックして「AIに聞いてみる」を選択します。ロボット作成支援ツールの画面が起動します。

JobAutoロボデザインのアクションフローからロボット作成支援ツールを起動する画面
アクションフローから生成AIのロボット作成支援ツールを起動する

JobAutoのバージョンによっては、操作画面とメニュー表記が異なる場合があります。操作するアクションフローについてはJobAutoのアクションフロー公式マニュアルをご参照ください。

ステップ2:生成AIへ自動化したい作業を質問する

作業内容をテキストボックスへ入力し「送信」する

起動したツールのテキストボックスに、実現したい作業を文章で入力し、「送信」をクリックします。使用したいアクションを最初から正確に指定できなくても、まずは作業の流れを説明する形で相談できます。

JobAutoのロボット作成支援ツールに自動化したい業務の処理内容を文章で質問する画面
ロボット化したい作業内容を入力してAIへ質問する

例えば「フォルダ内のすべてのファイルを、別のフォルダへコピーしたい」というように、何を対象にして何をしたいかが伝わる書き方にします。機密情報を含むファイル名や実在の顧客データは入力しないでください。

AIが提案したアクションと実行順序を確認する

AIからアクション構成の回答が返ります。使用するアクションの種類や順序、繰り返し・条件分岐が必要かどうかを確認します。

JobAutoの生成AIがロボットに必要なアクション構成や実行順序を提案した回答画面
AIが提案したアクション構成と順序を確認する

回答が業務手順と合わない場合は、質問内容を具体的にして再度相談します。AIの提案が常に正確とは限らないため、そのまま配置する前に処理内容を確認してください。

ステップ3:AIの回答をロボットのアクションフローに追加する

内容を確認して「アクション追加」をクリックする

提案内容が適切だと判断したら、「アクション追加」をクリックして、ロボデザインのアクションフローへ展開します。質問のやり直しや回答内容の見直しもできます。

JobAutoのAI回答を確認してアクション追加によりロボットへ配置する操作画面
提案が目的に合っていれば「アクション追加」でフローに配置する

配置されたアクションを個別に設定・修正する

アクションフローに並んだ項目は、そのまま実行できる完成済みロボットではありません。ファイルパス・保存先・入力値・操作する要素など、必要な設定を行います。実行順序や配置が適切でなければアクションを移動し、ブランチや条件分岐を追加してください。

JobAutoのAI支援でアクションフローへ展開された各アクションの詳細設定を行う画面
展開されたアクションを開き、各アクションの設定を行う

最後に少ない件数でテスト実行して、期待した結果になることを確認します。誤って大量のファイルを移動・削除しないよう、本番フォルダとは別の検証用フォルダを使うと安全です。

実例:フォルダ内のファイルをすべて別フォルダへコピーする

この例では、「フォルダの中のファイルをすべてほかのフォルダへコピーしたい」という作業を生成AIへ相談します。次の4枚は、質問・回答・配置・設定を行う一連の画面です。

1.ファイルコピーの処理内容を生成AIに伝える

まず、元フォルダにあるファイルを別フォルダへまとめてコピーしたいことを質問します。単一ファイルではなく「すべてのファイル」が対象であることを伝えます。

JobAutoのAI支援ツールにフォルダ内の全ファイルを別フォルダへコピーしたいと質問した例
例:フォルダ内のファイルをすべて別のフォルダへコピーしたいと質問する

2.提案されたアクション構成を確認する

生成AIから回答が返ったら、ファイルを順番に処理するための繰り返しとコピー操作が必要という観点で内容を確認します。

JobAutoのAIがフォルダ内のファイル一括コピーに必要なアクションを提案した画面
フォルダ内のファイルコピーについてAIから返ってきた提案を確認する

3.アクションフローに追加された結果を確認する

「アクション追加」を実行し、ロボットのアクションフローに必要なアクションが配置されたかを確認します。繰り返し処理の範囲にコピーアクションが入っているかも重要な確認点です。

JobAutoのロボット作成支援機能がファイルコピー用のアクションをフローに配置した結果の画面
生成AIの提案をアクションフローへ追加した状態

4.コピー元・コピー先などを設定する

追加されたアクションを開き、コピー元フォルダ、処理するファイルのパス変数、コピー先などの必要な設定を行います。AIが提案したフローを元に、実際の業務に合う処理へ仕上げます。

AIによってロボデザインへ追加されたファイルコピー関連アクションの具体的な設定画面
追加された各アクションに、実際の業務で使う設定値を入力する

参考:個々のファイルを繰り返し処理する方法はメール添付ファイルをサーバーへ保存する機能紹介でも扱っています。

ロボット作成支援ツールを使うときの注意点

  • AIの提案は下書き:アクションの種類・並び順・分岐や繰り返しの配置が正しいか、作成者が確認してください。
  • 個別設定は必要:AIによる配置後も、入力先・保存先・ファイルパス・変数などを各アクションに設定します。
  • 機密情報を入力しない:質問文はAIへ送信されます。顧客名・個人情報・社外秘資料・認証情報など、送信してはいけない内容は記載しないでください。
  • テスト実行で検証:実際に運用する前に検証用のデータとフォルダで実行し、結果を確認してください。
  • バージョン差:この機能はJobAuto 0.10.10から搭載されています。画面表示や操作方法が異なる場合は現在のマニュアルを参照してください。

「AIに聞いてみる」と「AIエージェントを実行」の違い

「AIに聞いてみる」はロボットを作成する際にアクションの組み立て方を相談する機能です。一方、「AIエージェントを実行」は作成したロボットの実行中にAIへ処理を依頼して結果を受け取る別の機能です。目的が異なるので使い分けてください。

このページで説明するのは、ロボット作成時の「AIに聞いてみる」です。AIエージェントの実行方法やモデル設定を説明するページではありません。

生成AIに相談しながらJobAutoのロボットを作成する

JobAutoのロボット作成支援機能は、アクション選択や処理の組み立てで迷ったときに、生成AIへ質問して構成案を確認できる機能です。提案をアクションフローへ配置した後、必要な設定を加え、テストで動作を確かめることで、実際の業務に合ったロボット作成へつなげられます。

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